ドラクエ風RPGファミコンプログラム  開発手順

第4回目

【第2章 ファミコンの特徴】

1.メモリー

 ファミコンの特徴は、ソフトがカセットの為にプログラム.キャラクターDATAが
 ROMに焼かれているので、読み出しのみで書き換えができないこと。
 ZEROPAGEという特殊なメモリーがある事。

2.画像処理

 PPUという、カスタムチップが担当。 
 独自のビデオメモリーをもっている。

3.コンパイラ

 コンパイラーとしては、C言語で開発できるものもあるが、容量的な問題で
 実用性は低いので本稿ではアセンブラを採用います。
 アセンブラ機械語に最も近い言語で、高速かつコードサイズもコンパクトです。
 
 *概論は、この辺にして早速本題に入りたいと思います。
  詳しい事が知りたい方はNET等で調べてください。

【第3章 プログラミングの手順】

1.アセンブリソースを記述する。(エディタ)
2.コンパイルする。(NESASM)
3.実行する。(エミュレーター
4.デバッグをする。(エミュレーターのデバッガー)

*下に記したのが最小のプログラム(NESファイル)です。
 これをエディターに記述し、***.asm というファイル名で保存します。

.inesprg 1
.ineschr 1
.inesmir 1
.inesmap 0

.bank 1
.org $FFFA

.dw 0
.dw Start
.dw 0

.bank 0
.org $8000

Start:
lda $2002
bpl Start

lda #%00001000
sta $2000
lda #%00000110
sta $2001

lda #%00011110
sta $2001

loop000
jmp loop000

*これをコマンドプロンプトを起動して、 NESASM.exe でコンパイルすれば
 ファミコンのプログラムである, ***.nes という実行可能ファイルができます。
 上記のプログラムは初期化のみのプログラムで何もしません。
以上が、プログラミングのながれになります。
次回は、各ツールなどの詳しい解説をします。